幾つかのアイデアを

この10日ほどで、幾つかのアイデアを出しているので書き留めておきます。
内容の掘り下げて書くのは後日・別稿として、まずは項目を出しておきたいと思います。

既に関東・東北で計画停電を行っています。電車の本数減を初めとした様々な不便が襲っていますがこれは一時的に我慢すればよいというだけの問題ではありません。電力問題はより長期的で深刻な影響を生活と経済に与えます。
長期化することの予測については東京電力の計画停電を考えるを参照してください、より事情を理解できるでしょう。
また、日本のエネルギー事情@北陸電力 を見ると近年の日本の電力における原子力の構成比が3割ほどであることが確認出来ます。
GDP或いは経済の発展は、マクロ的に言ってもエネルギーと強い相関があり、すなわち、震災前/震災後(東京電力3800万kW/6300万kW)を考えたとき電力のみで約4割の経済縮小が予測されます。
我々の生活が多少快適でなくなったとしても、計画停電を防ぎ経済産業公共交通に電力を廻す必要性があります。

☆電気料金を3倍(又は需給変動制)とし、上乗せ分を復興資金にあてる
トップダウンより、個々の需給感から最適な節電を期待される。
・また計画停電対象地区とそれ以外の地区の不公平感を緩和する。
・停電を発生させない為の、ごく臨時的措置なので発電設備増強までの約1年を想定。
・現在電力設備投資に政府から貸し出しが発表されていますが、上乗せ分を返還に充てるべきでしょう。
☆揚水式発電により中部電力他から電源供給量を増す
・既に周波数が異なる地域からの変電については、既存の設備をフル稼働しまた増強準備しているものと思われます。
・変電容量アップのため揚水式発電を利用できる筈です。(EX.中部電力が水をくみ上げ、東京電力が発電)
・配管と発電設備が発電容量上限になります。
・15年程前にもなりますが揚水式発電に関する論文を書きました(畑違いですが)、箱根近くの芦ノ湖を揚水式で使えば東京電力のピークシフトが100%達成できるという計算もそこで行っています。
24日のニュース中部電力水力発電設備を改造して2万Kw融通とありました。19日には電力関係者にもアイデア伝えてたのですが、同じことみんな考えてるんですね。今回は厳密にはプールくらいの広さがあれば揚水ダムでなくてもいいので、高低差のある泰阜発電所は適切。*1
  • 経済について

経済的なトラブルはまだ水面下であるように思いますが、近い将来表面化します。具体的なものは敢えて上げませんが、問題を解決するため経済を力強くおし進める必要があります。

☆復興債の日銀による購入
・経済について全くの素人です、過去に「はてな人力検索」を利用した質問をしたことがあるので、この程度の理解ですがquestion:1134902478
・実は、日本の借金の相対的低減にもつながります。ただドラスティックな仕組みの見直しを伴います。
  • 被曝防護について
☆携帯電話に線量計をつける。またそれをネットワーク化システムとする
・多くの人が思いついていると思いますが、ココで改めてこの発明を公に記します。
・危険なエリアには自動ロボットによる消火や作業をと思う人もいるでしょう。しかし半導体放射線による誤作動を起こしやすく、あの線量ではまともに動かないと言われています。実はTVで警報を鳴らしているポケット線量計、あれはシリコン(半導体)センサーを使っているものが多いのです。簡易的なもので構わないので携帯電話メーカーには速やかな開発を要望します。
・自分達で身近な水や食べ物、空気等の線量をとることにより被曝防護、パニック防止、風評防止に繋がるものと考えます。
  • 原子炉冷却について
☆人工降雨
・これも14日の時点では思いついていましたが、今となっては意味がないですね。
・同じようなことを考えている人は、他にもいたみたいですね。

以上のように、いろいろこれの他にも考えたりそれを基に身近な人間と議論したりしたわけです。
今、巨大な問題が私たちの前には提示されています。
みんなでアイデアを出し、より良い解決策を見つけて行きましょう。


私は今まで経験してきた中で思うのですが、一人一人が考え行動することは決して小さなことではありません。自分の意思で自分が考え表現し、働きかけ行動してきたことが僅かなりにも大きな流れに影響を与えたことがあるようにも思えるのです。
だから今回も。
蝶の羽ばたきのように小さい変化かもしれないけれど、
 私達の社会と人々が未来に連なるように
と自分の意思を表明するのです。

*1:3.25追加