縄文の花の色を見よ

少し暖かい日が続いているが、空気は冷たい。


日中に散歩をしたのだけど、日陰に入るとセーターだけでは少し寒い。山茶花の花がグラデーションを成していて、とても綺麗。
時代や国、地域によって色合いや色調が違うと思う。日本や他、いわゆる先進国ではとても綺麗な色が簡単に手に入る。
平安の世や、縄文の時代には鮮やかな色はそれほどないだろうと思っていたけれど、そうでもなさそうだ。だけど、季節や場所によって偶に見せてくれる自然の色の鮮やかさは、さぞ胸に染み入ったのではないだろうか。


私は時々、自分自身を変容させる遊びをする。例えば、自分はとても昔の時代からやってきた人間で電車などには乗ったこともない者であるという想定をする。そしてそれを心の底から信じ込む。すると、地下鉄にいる自分は電車という巨大な金属の塊が物凄い速さで自分の身に迫ってくる、激しく恐怖を感じるのである。
いろんな知識や常識を仮に捨てて、世の中を生きてみるとなんだか面白い。そんな遊びをやっているのは私だけだろうか?
ある縄文人は感じるかもしれない。次第に冬が近づいて、木の実も減ってきた。この頃はとても天気がよい。
綺麗な花がありました。