『髪結いの亭主』
評価【★★★★☆】
- 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
- 発売日: 1999/11/26
- メディア: DVD
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映画の中のアントワーヌとマチルドは既に、ある哀しみの中に生きていてお互いそれを感じあっていて、そして全ては予期されている。予期された哀しみの前に、サウダージを抱えつつ彼等は生きていているように見えた。
ある意味すこし、ストーリーは物語的というか妄想的・非現実的に進むけれど、ムダを省いたある種の昇華感覚がある。
重要なのは、そこに埋め込まれているエロス(エロじゃないよw)であり愛とか哀であったりすると思う。
でも結局、哀しみって人の感じ方によって随分違うものなのかもしれない。
わたしは、この映画の感覚がよくわかったのだけど、最近このDVDを知人3人に貸したら3人とも「わからなかった」そうである。三球三振。
他の人の感想もあわせると勝率2勝4敗。点数的には30点というところか。
納得できないなぁ。どうやら大きく評価の分かれる作品のようで、見た人は是非感想いただければと思います。