『A.O.R./ムーンライダーズ』――初めて買ったCD

評価【★★★☆☆】

A.O.R.

A.O.R.

中学校の頃、貯めたお小遣いを握り締めてドキドキCD屋さんに入る。
いつが始めてかは人によって違うだろうけど、多かれ少なかれきっと始めてのCDにドキドキしたに違いない。
でも、始めてのCDにしちゃあ少々渋い選曲だ。というかだいぶ渋い。全国回っても同年代でそれ聞いてるのは数人くらいだろう。(言い過ぎか?)
まあ結果、いまでも大好きなCD。
この年代で聞いてやっと分かったり感じたりするニュアンスが結構あったりする。全体的に大人なそれでいて今でも斬新な音。
ああ、この音を聞きながら色々と想像力を働かしていた頃を思い出した。
その頃の自分には、まだ謎が多いCDだった。
でも、全体的な雰囲気その哀愁だか、ある種の社会的切なさだか、人生のやるせなさなのか、恋人との倦怠か、そんなものが今でも変わらず好きなようだ。
『マニア・マニエラ』はより斬新さが拡大されたようなCDで、これも気に入っている。
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