『CUBE』
評価【★★★★☆】
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1999/03/17
- メディア: DVD
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上下左右隣の部屋には同じようなキューブの部屋が続いている。
同じような境遇の数人が一緒に脱出を試みるが、次々シリアスな「わな」に倒れていく。
心の内に潜むわなと数少ない手がかりで、ラストまで観客を導く。
この映画はうまく「限定」されている。
CUBEの中という空間・構造てきにも、背景や過去の記憶といったものもなるべく排除されていて余計なものがそぎ落とされていて、完成度の高さを与える。
ふつう、物語や話を作る時に限定されると難しいのではないかと思うけれど。実は逆で限定されたほうが、話はその中で何とか成立への方向に走り出す。夏休みの自由研究や工作といった課題で、なんでもいいよと言われるより何かを観察することとか木で作るものとか限定した方が取り付きやすいのと近い。
このDVDには、CUBEのネタ元のようなこの監督のエレベーターというショートムービーがついていて見ることができる。CUBEはより純度を上げているのに、且つ見やすいようになっている。
昔観て、また観たくなったカルト映画(熱狂的ファンのついている映画)を紹介しました。
また見たくなる映画、いっぱいみたいですね。
また会いたくなる人に、出会えたらいいですね。