表現
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例えば、小説。
私の中のイメージでは
A→A' :作者は自分の中のイメージを文章に落とし込む。
B→B' :読者は文章から自分のイメージを作り出す。
※ここで、客観的にはA'=Bだけど、主体が違うのでA',Bと別物のように表した。
作者の中のものが、何かの切欠(媒体)を通して、読者の中に何かを生成するのはA→B'(A≠B')の作用なので、多くの映画や小説その他作品の評価が分かれるのも致し方ない。
A≒B'となるものが優れた作品であるかは一概には言えないと思うけれど、一つの価値ではあるかもしれない。
或いは|B'|(B'の絶対値)の大きなもの。受けの人間に大きなものを生み出すエネルギーのあるA'も価値あるものかもしれない。
(演奏会に行ってきた。最も印象に残った、ピアノ奏者「松本さやか」さんの旧HP「ひとりごと」の文章は等身大な感じだけれど、文章もよくって面白かった。それはさておいて。)
先日、友人の演奏を聴いてきた。その演奏会でも聞いたのだけれど、今度は実際彼の家に行って聴いてきた。グランドピアノの反響板を開いて、正面で聞くとやはり迫力が違う。
彼はピアノ修行の身で苦労している。時間やお金。若く実績の不十分な表現者は、苦労するのが常。
他の友人も参加して弦も含めたアンサンブルをしたり、演奏後お茶をしながら話をしたりとホームコンサート的な感じで聴く側の立場としてはとても充実してよかった。
「最後に」と言って、ベートーヴェンの主題を静かに弾いてくれた彼の姿が印象的だった。
実は多くの人は、"ひとり"だと思う。
親友がいても、恋人がいても、結婚をしていても。その核心はひとりだと思う。
ここからどこに行ったって、そこから離れたりはしない。
一時的に、とっても満たされたり…、それは勿論よいことだと思う。けれどずっとは続かないことを、心の中のどこかに知っている。
決して、今ここで表現したことは、どこかの誰かに"全くの"そのまま伝わることはないけれど。でも私が今ここで大きく手を振って何かを叫んで、遠くのあなたに何かを伝えようとしていることくらいは分ってもらえるだろうか?
きっと、誰かは分ってくれるんじゃないだろうか。そんな気持ちで表現できること。
表現は、辛いことも多いけれど、
ここにひとつ、よろこび。
おまけ
今度、生で聴く予定の「ヤコブ・アティラ」(ロマフェスト)
最近の録音を聴く機会があったが、これは文字通り半端ではない。とても楽しみにしている。