宇多田ヒカル
評価【★★★★☆】
UTADA HIKARU SINGLE CLIP COLLECTION+ Vol.3 [DVD]
- アーティスト: 宇多田ヒカル
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/09/30
- メディア: DVD
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あのデビュー当時何度も何度も同じ曲を聴き続けた人間の数はどのくらいになるだろう。
作品などが世に出たときに重要な要素で「ギャップ」がある。今まで自分や世間が感じていた平均感覚的なものから、離れて作り上げ完成された作品があるとする。そのギャップはひとつの価値で、それを感じたとき「なんだこれ」とか「なにこれすげー」とか驚いたりする。
その価値ギャップは多くの人間に聞き込まれ、消費されていく。彼女の場合、その最初のギャップが消費され尽くすまでだけでも他に価値を生み出し、影響を与えた。
その特別な言語感覚や鋭く食い込む感性を、すごいなぁと当時思っていた。
その後、多くの資本も投下され洗練されるところは洗練された。PVなどを見ていてもなかなか楽しい。
前に『SAKURAドロップス』聴きながら、詩みたいのを書いた(hikari)。今は同じ曲を聴いても、こんな風に書けない。あの時感じたことのいくらかでも思い出せるだろうか。