TSLはどうなった

たまには技術に関する話を。
今日ふと見た雑誌でFSF-1 Sea Fighterの写真を見かけたので、船舶について。


FSF-1 Sea Fighter(Photo ArchiveFacts and Figures
これふと見たときにはTSL-Aか?と思った。でも帰ってから調べたら違うようだ。上記Photo Archiveにある写真でも確認できるように水面効果船ではなさそう。だけれどコレ上記緒元Facts and Figuresを見てもらえれば分かるように、速力がよい。フルペイロード(荷重満載時)で50ノット;92.6km/hでる。2005年2月頃の情報では、凪いだ海で60ノット;111.1 km/hとも。他の高速軍用艦と比べても早い。
一応、TSLがでてきたので海の泡と消えた小笠原航路のリンクもしておこう。たくさんの負債や、作っちゃった船や、小笠原の人たちの気持ちは消えないからね。
それでもって、リンク先にもチラッと書いてあるのだけど日本版「シー・ベーシング(海上基地)」構想に関連してTSLも検討されているとのこと。
米軍との関連では、イージス艦イージスシステムでの連携があるけど、フェーズドアレイレーダーとりわけアクティヴ型のものが面白い。半導体素子の開発により、それまで大電流が必要だったフェーズドアレイレーダーが大変コンパクトにかつ優秀になった。確かこのコンパクト化したものは日本が開発したと思ったけど、やっぱり米国も採用だろな。
実は、最新技術の開発現場にはCIAの調査員が来てたりするらしいからぬかりない。ちなみに前に務めてた会社にそんな感じの人きました。日本人で結構堂々としてた、直接所属しているのではなくお金貰って調査する形なんだろなと思った。
フェーズドアレイは別に電波に限った原理ではなく、波の重ね合わせで意図する指向性や放射性(感度)を持たせるものなので、例えば音でも可能。応用品、例えばYSP-1(YAMAHA)系は身近に手に入る、実はPDSP-1(パイオニア)の方が先に発売してるけど。
過去米軍が、海賊の撃退に成功した大音量兵器『LRAD』(ロングレンジ・アコースティック・デバイス)も同じ原理だと考えられる。


で、TSLの話はどうなった?


という落ちで、よろしく。