誰でもないぼくから何処かのあなたに
あなたが誰にも興味が持てないと言うのは、今目の前にいたぼくも含め周りに魅力のある人がいないからなのでしょう。
誰でもないぼくからだけど、何処かにいるあなたにメッセージしたいと思います。
何かを失うとぽっかりと穴があきます。
誰かが自分の中の一部を持っていってしまうから。
周りでいろんな人が、あなたの一部を持っていってしまっているのかもしれません。
僕は思うのだけど、そのような穴はきっと埋まらないのです。いつまでも。
ただ時間が経てば、その穴がそこにあることに慣れて落ちにくくなるんじゃないかなって。
忘れたいことも、いつまでも忘れたくなかったものも。
The Beatles.Let it Be この前ちょっと話したよね。
ぼくは全然事情通じゃないから。知ってるのは、解散間近であることをメンバーの皆が感じながら作られた曲ってことくらい。
なにかが失われようとしているときに「Let it Be」って歌ってる、諦念なのか到達なのか叫びなのかいろんなとりかたはあるんだろうけれど。
自分の中の一部がぽっかりと空いてしまうと、特に次々にいろいろなものを失ってしまうと、自分と世界のツナガリが薄くなってしまうのです。
誰にも興味はないし、何にも興味が持ちにくいのです。
だから僕は、そんなときは自分があるがままにいればよいと思うのです。
何も無理をしなくてもいい。場合によっては無理をすればするほどあなたは世界から遠ざかってしまうのではないかなって僕は思うからです。
きっと、あなたは僕以上にそのことを感じているよね。
だから、あなたはあなたのままでそこに。